赤外線調査とドローンで革新的変化!外壁の診断を効率化
外壁の赤外線調査にドローン技術を組み合わせた方法をご存知ですか?
こちらでは、赤外線調査の基本・ドローン技術の進化と建設業界への応用例・ドローンを活用した赤外線外壁診断のメリットについて、解説します。
ドローンを活用した外壁赤外線調査のご依頼前に、ぜひご一読ください。
赤外線調査とドローンの融合:建物診断の革新

赤外線調査の基本
赤外線調査は、建物診断の手法として注目を集めています。この技術は、外壁の表面温度差を利用して、欠陥や劣化を破壊せずに検出することができます。赤外線調査の原理は以下のとおりです。
- 健全部と欠陥(浮き)部で温度差が生じる
- 温度上昇時:欠陥部は健全部より高温になる
- 温度下降時:欠陥部は健全部より低温になる
この温度差を赤外線カメラで捉えることで、目視では確認できない壁面の異常を発見できます。赤外線調査のメリットは以下のとおりです。
- 非接触で広範囲を効率的に調査可能
- 12条点検などの法定点検にも活用できる
- 打診調査と比べてコスト削減が可能
- 客観的なデータに基づく診断が可能
ただし、赤外線調査には以下の注意点があります。
- 適切な温度環境での撮影が必要
- ノイズ(天空反射、壁面の汚れなど)の影響を考慮する必要がある
- 高度な撮影技術と解析能力が求められる
赤外線調査を成功させるためには、温度管理や撮影角度、使用機材の選定など、様々なポイントに注意を払う必要があります。専門知識と経験を持つ技術者による調査が重要です。
ドローン技術の進化と建設業界への応用
ドローン技術の急速な進化により、建設業界での活用が大きく広がっています。特に建物診断や施工管理の分野で、ドローンは革新的なツールとして注目を集めています。以下はドローンの主な進化と応用例です。
高解像度カメラの搭載
- 外壁や屋根の詳細な点検が可能に
- 12条点検などの法定点検作業の効率化
赤外線カメラの搭載
- 建物の断熱性能評価
- 漏水箇所の特定
3Dスキャン技術との融合
- 建物の3Dモデル作成
- 地形測量の精度向上
AI技術との連携
- 画像解析による損傷箇所の自動検出
- 経年変化の分析
これらの技術進化により、以下のような効果が期待できます。
- 安全性の向上:高所作業のリスク軽減
- 作業時間の短縮:広範囲を短時間で調査可能
- データの正確性:人的エラーの減少
- コスト削減:足場設置などの付帯作業の省略
さらに、ドローンを活用した建物診断では、今までの目視点検では発見がむずかしかったとても小さな損傷も検出できるようになりました。これにより、予防保全の観点からも建物の寿命を延ばすことに役立っています。今後は、5G通信技術の普及に伴い、リアルタイムでの高精細映像転送やより精度が高い遠隔操作ができるでしょう。これにより、建設現場のさらなる効率化や安全性向上が期待されています。
ドローンを活用した赤外線外壁診断のメリット

高所作業の安全性向上
建物診断における高所作業の安全性向上は、ドローンを活用した赤外線調査の最大のメリットの一つです。今までの外壁診断では、作業員が命綱を使用しながら足場や高所作業車を利用して調査を行っていました。これには常に転落などの危険があり、特に高層建築物では安全管理に多大な労力とコストがかかっていました。そのような問題はドローンを用いることで改善可能です。以下のような点で安全性を高められると考えられます。
- 作業員の高所作業を最小限に抑える
- 足場の設置が不要になり、それに伴う事故リスクを軽減
- 建物の角や突起部など、人間が近づきにくい箇所も安全に調査可能
さらに、ドローンによる調査は12条点検などの定期的な建物点検においても効果的です。高所作業の回数を減らすことで、長期的な安全性を高めることも可能でしょう。
また、ドローンを活用することで得られる安全性は、間接的に以下のようなコスト削減にもつながります。
- 労災保険料の軽減
- 安全対策費の削減
- 作業効率向上による人件費の抑制
このように、ドローンを活用した赤外線調査は、建物診断の安全性を大幅に高めるだけでなく、経済的なメリットも併せ持つ革新的な方法といえるでしょう。
コスト削減効果
ドローンを活用した赤外線外壁診断は、今までの手法と比較して大幅なコスト削減効果が期待できます。特に高層建築物や大規模施設の12条点検などでその効果を発揮するでしょう。具体的なコスト削減効果は以下のとおりです。
足場設置費用の削減
従来の高所作業では足場の設置が必要でしたが、ドローンを使用することでこの費用を大幅に削減できます。
人件費の削減
ドローンを活用した赤外線外壁診断は、3~4名(基本的に操縦士・補助者・保安要員の3名/大きな場所になると4名)で行います。足場の設置・撤去も含め4名以上の作業員を動員する調査と比べて、人件費を抑えられます。
調査時間の短縮
広範囲を短時間で調査できるため、作業時間が大幅に短縮され、それに伴う人件費も削減できます。
安全対策費用の削減
高所作業に伴う安全対策費用が不要になります。
これらのポイントにより、建物診断にかかる総コストを大幅に削減できるケースもあるでしょう。さらに、コスト削減以外にも以下のようなメリットがあります。
- 詳細なデータ収集が可能
- 調査精度の向上
- 定期的な調査が容易になることによる予防保全の実現
このように、ドローンを活用した赤外線外壁診断は、コスト削減と調査品質の向上を両立させる革新的な方法です。建物の安全性確保と維持管理コストの最適化を目指す企業にとって、非常に有効な選択肢となるでしょう。
調査時間の大幅短縮
ドローンを活用した赤外線外壁診断は、今までの手法と比べると調査時間を大幅に短縮することが可能です。特に高層建築物や大規模施設の建物診断において、大きな効果を得られます。今までの調査方法では、足場の設置や高所作業車の手配、調査員の移動など、準備に多くの時間が必要でした。しかし、ドローンを使用することで、これらの手間が大幅に減らせます。例えば、12条点検などの定期調査において、ドローンによる赤外線撮影を活用すると、以下のような時間短縮効果が期待できるでしょう。
- 準備時間の削減:足場設置が不要になり、即座に調査開始が可能
- 撮影時間の短縮:広範囲を短時間で撮影可能
- データ処理の効率化:デジタルデータとして即時に分析可能
さらに、ドローンで撮影した画像は、その場でタブレットなどの端末に表示されるため、現地での確認作業も迅速に行えます。これにより、再調査の必要性も減り、全体的な調査が効率化され時間短縮が可能です。
調査時間の短縮は、作業員の労働時間削減にもつながり、人件費を抑えることにもなります。結果として、建物所有者にとっては大きなコスト削減効果を期待できるでしょう。このように、ドローンを活用した赤外線外壁診断は、調査時間の大幅な短縮を実現し、建物診断をより効率よく行えるようになります。
精密なデータ収集と分析
ドローンを活用した赤外線外壁診断は、建物診断における精密なデータ収集と分析を可能にします。今までの目視や打診による調査と比べ、ドローンによる赤外線カメラ撮影は、より詳細で正確なデータを取得可能です。特にドローンを用いた赤外線調査では、以下のようなメリットがあります。
広範囲のデータ収集
短時間で建物全体を撮影できるため、12条点検などの法定点検にも活用可能
高解像度画像
最新の赤外線カメラにより、微細な温度差も検出可能
3Dモデリング
複数の画像を組み合わせて建物の3Dモデルを作成し、立体的に損傷箇所を把握可能
データの定量化
温度差を数値化し、客観的な評価が可能
これらのデータを分析することで、以下のような高度な診断が可能です。
- 劣化箇所の特定:温度差から漏水や剥離などの異常を正確に検出
- 劣化進行度の評価:過去のデータと比較し、経年変化を把握
- 優先順位付け:補修が必要な箇所を客観的に判断
さらに、画像解析により、人間の目では見逃しやすい微細な異常も検出可能です。これにより、予防保全的な対応が可能となり、長期的なコスト削減にもつながるでしょう。このように、ドローンを活用した赤外線調査は、精密なデータ収集と分析により、建物の維持管理を効率化し、より安全で経済的な建物診断を実現します。
環境への配慮
ドローンを活用した赤外線外壁診断は、環境への配慮という観点でも大きなメリットを持っています。従来の外壁調査方法では、足場設置に伴う資材の使用や高所作業車の燃料消費が必要でしたが、ドローンの使用によりこれらを大幅に削減できます。
特に、足場の設置や撤去には多くの金属や木材の使用が伴いますが、ドローンを利用することでその必要性がなくなり、廃材の発生を最小限に抑えることが可能です。また、ドローンは電動で動作するため、燃料消費を抑え、二酸化炭素排出量を大幅に削減する効果もあります。
これにより、持続可能な建物診断を実現し、環境保全の取り組みにも貢献します。
ドローンによる外壁赤外線調査の未来像
ドローンによる外壁赤外線調査は、コスト削減や安全性向上といったメリットに加え、AI技術との連携による更なる進化が期待されています。AIを活用した画像解析技術は、膨大な赤外線データから自動で損傷箇所を検出し、劣化度合いを評価することを可能にします。
従来の目視による解析では、熟練した技術者でも見落としが生じる可能性がありました。AIによる自動化は、ヒューマンエラーを排除し、診断精度を格段に向上させます。さらに、AIは過去のデータと比較することで経年変化を分析し、将来的な劣化予測も可能にします。
この技術革新は、12条点検などの法定点検をより効率化し、建物の維持管理コストの最適化に大きく貢献するでしょう。将来的には、リアルタイムでの劣化検知や自動補修システムとの連携も視野に入り、建物診断の未来を大きく変える可能性を秘めています。
ドローンによる外壁赤外線調査ならスカイスキャニングにお任せください
スカイスキャニングでは、赤外線カメラ搭載の産業用ドローンを使用して、オフィスビルやマンションの建物の外壁の劣化状況を診断します。
従来の方法「打診診断」では、専門検査員が打診棒やハンマーで外壁を叩き、その音の変化によって目視では確認できない異常(内部の劣化や空洞)を検出します。その診断結果は検査員の経験・技術に大きく依存するため、検査員ごとに結果が異なる可能性もあるのです。一方、赤外線カメラで撮影した画像による診断では、赤外線建物診断技能師の資格を有する専門家が、丁寧に測定データを解析・診断します。診断結果をデータで示して「検査結果の見える化」を進めておりますので、信憑性の高い検査結果をお伝えします。まずは、お気軽にお問い合わせください。
スカイスキャニングのドローンによる外壁の赤外線調査について
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スカイスキャニングはドローンを使った足場不要の外壁調査が可能です。費用と工期をぐっと圧縮し、法律で定められた12条点検にももちろん対応します。
スカイスキャニングの建物診断3つの強み②資格を持つ専門家による高精度な診断
「赤外線建物診断技能師」などの資格を持つプロが、人の目では見えない壁の内部の劣化を科学的に分析。信頼性の高い診断結果をお約束します。
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