📝 はじめに

バルコニーやルーフバルコニー、ベランダ、テラスは、構造耐力上の主要部分であり、雨水の浸入を防止する役割も担っています。ここでは、バルコニー・ルーフバルコニー・ベランダ・テラスの劣化診断方法としてそれぞれの調査方法や劣化事象の例を分かりやすく解説します。


🌿 バルコニー・ベランダ・テラスの違いとは?

🏗 バルコニー

  • 建物の外壁から外に張り出した屋根のない部分。

🌤 ルーフバルコニー

  • 下階の屋根部分を利用して設けられたバルコニー。

🏠 ベランダ

  • 外壁から張り出しており、屋根がある部分。マンションのベランダが代表例です。

🌼 テラス

  • 一階部分で屋根のない屋外スペース。

これらの違いを把握することで、劣化のリスクやメンテナンス方法の理解が深まります。


🔍 バルコニーの調査方法と劣化事例

🛡 防水層の確認

バルコニーやベランダは雨水にさらされるため、防水処理が必須です。構造的には以下の3層構造が一般的です。

  1. 下地板:支持部材(梁)の上に敷かれた基盤。
  2. 防水層:雨水を遮断する層。破損すれば雨漏りの原因に。
  3. 仕上げ層:防水層を保護するための表面処理。

🔧 ホームインスペクションでは、防水層の破断、床の沈み、腐食の有無を重点的に確認します。

🚧 手すり・支持部材の確認

バルコニーは2階以上に位置することが多く、手すり支持部材の劣化は安全性に直結します。

  • 手すりのぐらつき腐食がないか確認。
  • 後付けバルコニーでは支柱の腐食に注意。

👷 ホームインスペクターは、実際に歩いて沈み込みを体感し、体重負荷による異常を確認します。

💧 シーリングの劣化チェック

バルコニーや手すり笠木のジョイント部分に施されたシーリング材も重要な防水対策です。

  • シーリング材の破断が見られる場合、内部への雨水の浸入を疑います。
  • 特に笠木天端のジョイント部分は、劣化が進行しやすい箇所です。

🔍 これらの調査では、確認できる劣化事象から様々な可能性を推測することが求められます。


🏠 ホームインスペクションで安全・安心を

バルコニーやベランダの劣化は、放置すると建物全体の耐久性に影響を及ぼす可能性があります。ホームインスペクションを活用し、早期に劣化を発見・対処しましょう。

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