📋 ホームインスペクションにおける検査項目とは

ホームインスペクションにおける検査項目の概要は、日本ホームインスペクターズ協会(JSHI)が定める基準に基づき、戸建て住宅の各部位に関する劣化事象を確認するものです。JSHI公認のホームインスペクターは、以下の項目について最低限の確認を行います。

🏠 部位別の検査項目

ホームインスペクションでは、住宅を次の5つの部位に分類し、それぞれの状態を確認します。

🌿 A. 外回りの状態

住宅の外観部分は、構造の保護や劣化の早期発見に重要です。

  • A-1. 基礎:ひび割れ、劣化の有無を確認。
  • A-2. 外壁仕上げ:仕上げ材の浮きやひびを点検。
  • A-3. 屋根:目視で劣化や破損を確認。
  • A-4. 軒裏:劣化や腐食の有無を確認。
  • A-5. 雨どい:詰まりや破損をチェック。
  • A-6. 外部金物:金具や手すりの緩みを確認。
  • A-7. バルコニー:床の劣化や防水状態を点検。
  • A-8. 外部階段:段差や滑りやすさを確認。

🛋️ B. 室内の状態

室内は生活に直結する空間であり、劣化事象の早期発見が快適な住環境を維持します。

  • B-1. 壁・柱・梁:亀裂や変形を確認。
  • B-2. 床:傾斜や沈み込みを計測。
  • B-3. 天井:シミやひび割れをチェック。
  • B-4. 階段:安全性や手すりの有無を確認。
  • B-5. 開口部:窓やドアの開閉状態を点検。

🔍 C. 床下の状態

床下は目が届きにくく、劣化が進行しやすい部分です。

  • C-1. 土台および床組:腐食やシロアリ被害の有無を確認。
  • C-2. 基礎および床下面:基礎のひび割れやカビをチェック。

🏗️ D. 小屋裏・天井裏の状態

見えない部分も住宅の健康を維持するためには重要です。

  • D-1. 小屋裏:断熱材や換気状態を確認。
  • D-2. 各階間の天井裏:雨漏りや断熱材の劣化を点検。

🚰 E. 設備の状態

住宅の快適性と安全性を保つため、設備の動作確認も行います。

  • E-1. 給水設備:水漏れやサビの有無を確認。
  • E-2. 給湯設備:動作状態や経年劣化を点検。
  • E-3. 排水設備:排水の詰まりや異臭を確認。
  • E-4. 換気設備:換気扇の動作チェック。
  • E-5. 火災警報器:作動確認と設置状況を確認。
  • E-6. その他:住宅ごとの設備に応じた点検。

📄 まとめ

ホームインスペクションでは、住宅の外部・内部から設備に至るまで、各部位の状態を徹底的に確認します。これにより、将来的なリスクを未然に防ぎ、安心して住み続けるための知見を得ることができます。

ホームインスペクションの詳細については、日本ホームインスペクターズ協会の公式サイトをご覧ください。

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